媒介契約（ばいかいけいやく）とは、土地や建物を売ったり貸したりしたい人が、不動産会社（宅建業者）に「相手を探してほしい」と依頼する契約のこと。家や土地の売買は金額も大きく、条件も複雑なので、自分で希望に合う相手を見つけるのは難しい。そこで専門の不動産会社に仲介を頼む仕組みが媒介契約。

不動産の取引は「価格」「引渡し時期」「契約条件」など調整すべきことが多い。個人が直接やり取りするとトラブルになりやすい。媒介契約を結ぶことで、不動産会社が間に入り、相手探しから契約までをサポートしてくれる。

媒介契約の種類

• 一般媒介契約
  複数の不動産会社に同時に依頼できる。自分で買主を見つけて直接契約することも可能。
• 専任媒介契約
  一社だけに依頼する。ただし自分で買主を見つけて直接契約することはできる。
• 専属専任媒介契約
  一社だけに依頼し、自分で見つけた相手とも直接契約できない。必ず依頼した会社を通す。

よくある質問

Q：媒介契約を結ばないと家は売れないの？
A：自分で相手を見つけて直接契約することもできる。ただしトラブルのリスクが高いので媒介契約を結ぶ人が多い。

Q：どの契約が一番有利なの？
A：状況による。広く買主を探したいなら一般媒介契約、信頼できる一社に集中して動いてもらいたいなら専任や専属専任媒介契約が向いている。