負担付贈与(ふたんつきぞうよ)とは、財産をあげるかわりに「これをやってほしい」と条件をつける贈与のこと。普通の贈与はただ無償で渡すだけだが、負担付贈与では相手に義務が生じる。もしその義務を果たさなければ、財産を返してもらうことができる。
例えば父が亡くなる前に「この土地を長男に贈与する。ただし母の生活費を毎月負担すること」という条件をつけた場合、長男は土地を受け取る代わりに母の生活を支える義務を負う。
父が亡くなったあと、この負担付贈与は相続の場面でも重要になる。長男は土地を持っているが、母の生活費を支払わなければならない。もし約束を守らなければ、土地を返すよう求められる可能性がある。















