相続用語集:被相続人

被相続人(ひそうぞくにん)とは、亡くなった人のこと。生きている間に持っていた財産や借金などの権利と義務を、死後に家族などの相続人が引き継ぐ対象になる人を指す。

相続では「誰が亡くなったのか」が出発点になる。例えば父が亡くなった場合、父が被相続人となり、母や子どもが相続人になる。父が持っていた土地や預金だけでなく、借金も相続の対象になる。

例えば、父が亡くなり、家族が遺産分割を話し合うケース。父が所有していた土地や預金はもちろん、住宅ローンの残りも父の権利義務として相続の対象になる。母と子どもが相続人となり、財産と借金をどう分けるかを決める必要がある。

もし父が借金を多く抱えていた場合、相続人は「相続放棄」という選択もできる。これは家庭裁判所に申し立てて「父の財産も借金も受け継がない」とする手続き。つまり被相続人が誰で、どんな財産や借金を持っていたかによって、相続人の人生に大きな影響が出ることがある。

Tweets by tokyo_souzoku