相続用語集:区分所有

区分所有(くぶんしょゆう)とは、マンションのように1棟の建物がいくつもの部屋に分かれていて、それぞれが独立して住居や事務所として使える場合に、その部屋ごとに所有する仕組みのこと。つまり「建物の一部を自分のものとして持つ」所有の形態。

実例

  • Aさんが分譲マンションの一室を購入した場合
    → Aさんはその部屋を区分所有している。建物全体ではなく、特定の部屋だけを自分のものとして持っている。
  • Bさんがオフィスビルの一室を買った場合
    → Bさんはその部屋を区分所有している。廊下やエレベーターなど共用部分は他の所有者と共同で使う。

よくある質問

Q:区分所有すると共用部分はどうなる?
A:廊下や階段、エレベーターなどは「共用部分」として、所有者全員で共同利用する。持分割合に応じて権利を持つ。

Q:区分所有は相続に関係ある?
A:ある。マンションの一室を区分所有していた人が亡くなると、その部屋は相続財産になる。相続人が引き継ぎ、住むことも売ることもできる。

Q:土地はどう扱われる?
A:マンションの敷地は「敷地利用権」として、各区分所有者が持分を共有する。つまり建物の一部を所有すると、土地の権利も一部持つことになる。

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