債権譲渡(さいけんじょうと)とは、「お金を返してもらう権利」などの債権を、内容を変えずに別の人へ移すこと。債権を持っている人(譲渡人)が、その権利を他の人(譲受人)に渡すと、債務者は新しい債権者に対して返済をすることになる。つまり「誰に返すか」が変わるだけで、返す内容は同じままという仕組み。
実例
- AさんがBさんに100万円を貸した。
→ Aさんは「Bさんから100万円を返してもらう権利」を持っている。
→ Aさんがその権利をCさんに譲渡すると、BさんはAさんではなくCさんに100万円を返すことになる。 - 会社Xが取引先Yに売掛金(商品代金を後で払ってもらう権利)を持っていた。
→ 会社Xが資金繰りのためにその債権を金融機関に譲渡すると、Yは会社Xではなく金融機関に代金を支払うことになる。
よくある質問
Q:債権譲渡をするとき、債務者は知らされるの?
A:基本的には通知や承諾が必要。知らされないと、債務者が間違えて元の債権者に返済してしまう可能性がある。
Q:債権譲渡はなぜ行われるの?
A:資金調達やリスク回避のため。例えば会社がすぐに現金を得たいときに、債権を金融機関に譲渡して現金化する。
Q:相続と関係ある?
A:ある。亡くなった人が債権を持っていた場合、その債権は相続人に譲渡されたのと同じように移る。相続人は新しい債権者として債務者に返済を求めることができる。















