専任媒介契約(せんにんばいかいけいやく)とは、不動産を売りたい人が特定の不動産会社(宅建業者)に仲介を依頼するときの契約の一つ。特徴は「その会社以外に重ねて依頼できない」という点。つまり、依頼者は一社だけに任せることになり、他の不動産会社に同時に依頼することはできない。
不動産会社は広告や営業活動に費用と労力をかける。複数の会社に同時に依頼されると「どの会社が契約を成立させるか」で競合が激しくなり、責任もあいまいになる。専任媒介契約は一社に絞ることで、不動産会社が安心して積極的に販売活動できるようにする仕組みになっている。
よくある質問
Q:専任媒介契約と専属専任媒介契約の違いは?
A:専任媒介契約では「自己発見取引」が認められている。つまり依頼者が自分で買主を見つけた場合、直接契約できる。専属専任媒介契約ではそれが禁止されている。
Q:デメリットは?
A:複数の会社に同時依頼できないため、販売ルートが限定される。















