相続用語集:財産目録

財産目録とは、現金・預金・不動産・株式・ゴルフ会員権など、相続財産の内容を一覧で整理した書類。すべての財産を網羅的に記載し、評価額・名義・所在などを明示することで、遺産分割協議や相続税申告の基礎資料として活用される。

相続人間の認識のズレやトラブルを防ぐためにも重要な役割を果たす。生前に財産目録を作成しておくことで、財産の見落としや申告漏れを防ぎ、相続手続きをスムーズに進めることができる。

本人の意思を反映した整理が可能になり、家族の負担を軽減する効果も大きい。作成には司法書士税理士など専門家のサポートが有効であり、終活生前整理の一環として取り組むケースも増えている。

読み方:ざいさんもくろく

📋 財産目録に記載される主な項目例

  • 現金・預貯金(銀行名、支店名、口座種別、口座番号、残高)
  • 不動産(土地・建物の所在地、登記簿情報、固定資産評価額)
  • 株式・投資信託(銘柄、保有数、証券会社、評価額)
  • 生命保険・共済(契約者・受取人・保険金額・保険会社)
  • 自動車・バイク(車種、登録番号、所有者名義)
  • 貴金属・美術品・骨董品(品目、数量、評価額の目安)
  • ゴルフ会員権・リゾート会員権(名義、会員番号、評価額)
  • 借入金・ローン(債権者、残債額、返済条件)
  • 貸付金・未収金(相手先、金額、契約内容)
  • デジタル資産(暗号資産、ネット銀行、電子マネー、ポイント残高)
  • その他の財産(へそくり、現物資産、貸金庫の中身など)

Tweets by tokyo_souzoku